"GRAND PRIX 64"は、国産時計業界の異端児と言われるオリエントが1964年、東京オリンピックを記念して64個のルビーを使って制作した歴史的な異色作です。
機械式時計はルビーなどの石を嵌め込んで歯車の軸受けの摩耗を防ぐのですが、だいたい15〜23個の石数が一般
的です。
この時計は高度成長期の「石が多い時計が高級品」という風潮の中に生まれた、『愚行』あるいは『多石化競争時代のアダ花』という風に語られる場合が多いのですが、それは現代からの、あまりにも愛のない視点の様に私は思います。
確かに「石数=ランク」という認識は現代においてはナンセンスな事ですが、「もはや戦後では」なくなって十年、経済成長や科学技術の進歩に明るい未来を描いていた時代、わが国初のオリンピックを迎え、未来への夢と楽観の絶頂・大阪万博を目前にした当時、この時計がどれほどの希望をもって作られ、人々にどれだけ夢や憧れを与えたか、私はそこにとめどない愛しみを感じてなりません。
新iMacはさすがに最新機種だけあって、パソコンでやりたいと思う大抵のことが出来ます。
ポートの関係で今まで増設できなかったクラゲ形スピーカーiSubやオーディオのボリュームつまみのようなコントローラーPowerMateなどの周辺機器を揃え、今までの「黒」とは違ったクリアなiMacのデザインに合わせ、ガラス器に入れた毬藻や造花スイレン、ガリレオ温度計など、「透明で繊細なメカニーク」というコンセプトでデスク周りの模様替えもしました(
なんとなく Boris VIANの小説「L'ecume des jours(うたかたの日々)」を彷佛とさせるイメージに仕上がった様に思います)。